大阪人にとって中華料理は身近な存在・大阪発のチェーン店も

中華料理店はいまや日本全国どこでもありますが、大阪にもたくさん出店しています。その中には全国区になっているようなお店もあります。また大阪で独自に発展した中華文化も見られます。ここでは大阪都中華料理とのかかわりについてみていきます。

大阪独自の中華料理文化が発達

日本の食文化を見ると、東西で異なる側面がいくつかあります。その傾向は中華でも一緒です。東京と大阪とではメニューの呼び名が異なるものも見られます。例えばご飯と野菜やお肉を傷めたものを東京ではチャーハンと呼ぶでしょう。しかし大阪では焼きめしと呼ぶのが一般的です。

厳密に言うと大阪でもチャーハンといいます。しかしこの呼称を使うのは、いわゆる中華料理屋さんに言って注文するときです。一方家庭でおふくろさんが作ってくれることもあるでしょう。こちらを焼きめしを呼ぶ人は多いです。東京では外食でも家庭の味でもチャーハンという方が多いはずです。

冷やし中華は冷麺

夏に差し掛かると中華料理店の軒先に「冷やし中華始めました」ののれんが出てくるのは、もはや風物詩です。東京では冷やし中華として認識されている料理、大阪では「冷麺」と呼ぶケースは多いです。大阪の人で冷麺が全国区と思っている人も結構多いです。

では多くの人がイメージするあの韓国料理の冷麺はどう呼ぶか、これも同じく冷麺という人は多いです。韓国料理店で中華の冷麺が出てくるわけがないから大丈夫と考えられています。このように大阪には独自の食文化が発展しています。

大阪発の全国区中華料理店も

中華料理店というと中華街をイメージする人もいるでしょう。大阪にはないのですが、それでも深いかかわりがあります。大阪ならではの中華料理があるからです。例えば551の豚まん、大阪観光や出張に出かけた際にお土産で購入したことのある人も多いでしょう。

大阪では551のコマーシャルは広く流れています。シリーズ化されていて、551があるときにはテンションが上がるという内容です。ちなみになぜ551というか、これは創業当時の店の電話番号から来ているといいます。

街中でよく見かける大阪王将

大阪王将の看板を見かけたことがある、実際に食事したことのある人はいませんか?大阪発祥の餃子をメインにした中華料理店で、2017年時点で日本全国に360店舗程度展開しています。店のほかにも冷凍餃子の販売などを手掛けています。

王将というと中華料理屋では「餃子の王将」もあります。両者にはかかわりがあって、大阪王将の創業者がもともと餃子の王将で修業していて、のれん分けを行ったため、両社とも王将ブランドを展開しているわけです。

まとめ

大阪はこのように独自の中華料理文化が発展しています。安くおいしい料理を堪能できるお店も府内にはたくさんあります。今度大阪を旅した際には、店を訪れて舌鼓を打ってみるのもいいかもしれません。